2015年6月17日水曜日

久しぶりにゲームで徹夜

『NBA2K15』のハナシです。今年になってから購入したゲームで、通算10時間以上プレイしたのは『GTA5』を筆頭に、『Dead Rising3』『Project Zomboid』『Wining Post 8 2015』と4本あります。が、購入初日にぶっ通しで10時間以上プレイしたものは1本もありませんでした。というか、そこまで夢中になってやったゲームは、『Mount & Blade: Warband』『Civilization4』くらい(『Skyrim』だって購入初日は2時間くらいでやめた)のもの。で、今回、『NBA2K15』が、この合法ドラッグの一群に名を連ねたというわけです。

『NBA2K15』は、タイトル通りバスケットボールのゲームです。より具体的にいうなら、世界最高峰のリーグであるNBA公認のゲームで、ゲームモードには各種試合、オンラインマッチからゼネラル・マネージャーとして球団を経営するMyGM、一人の選手としてキャリアを全うしていくMyCarrier、ロスターやサラリーキャプ、プレイオフの試合数からトレーニング効果まで、あらゆる要素をカスタマイズしたうえで最大80年フランチャイズ運営ができるMyLeagueなどがあります。ざっとまとめると「NBAを舞台に一選手から監督、GM、コミッショナーまでやれちゃうゲーム」です。

「えっ!? でもアンタは30年来の野球ファンであって、バスケットボールファンじゃないでしょ?」

その通り。手前はバスケのファンどころか、バスケの知識すらありません。実際、知っているプレーといえば、小学校の体育で学んだ「トラベリング=ボールを持ったまま動いちゃダメ」くらいだし、NBAで知っている選手だって「マイケル・ジョーダン、デニス・ロッドマン、あとマジック何とか……」くらい。一応、『SLAM DUNK』全巻と『黒子のバスケ』20巻までは一通り読んでますが、だからといってポジションとか戦術なんて一っつもわかりませんからね。

こんな具合のズブの素人が、何故にバスケ? 何故に『NBA2K15』? というと――

①Steamで絶賛開催中のモンスターセールで75%オフ、1750円で買えたから
②このスクリーンショットに衝撃を受けたから
③ニコニコ動画のゆっくり実況「【ニコニコ動画】【PS4】真・ゆっくりがNBAに殴り込みPart001【NBA2K15】」がとても面白かったから

――です。開発前の期待値としては、「超リアルな映像を一通り鑑賞したら、後は積みゲーでもいいかナ」くらい。でもプレイしてみたら、単に左スティックをがちゃがちゃ動かして、ボタンを適当に押すだけで、「うわっ、こんだけリアルな挙動で人が思い通りに動くんだ。気持ちエエ!」となり、一気にもっていかれました。

そう、本当に挙動がリアルなんですよ。いや、本当はそうじゃないかもしれないけど、手前はNBAの試合を観たことがないので、仮におかしいところがあったとしても、それに気づかず「スゲーリアルじゃん!」と思っているだけなのかもしれません。てか、多分、そうなんでしょう。実際、野球ゲームだと、プロスピはもとより『MLB The Show』でさえ不自然に感じますからね(6-4-3のダブルプレー時における、セカンドのベースカバーの滑るような動きetc)。

この点、『NBA2K15』は、とにかく人間的でリアルに見えます。

まぁ、バスケットボールを手足のように操って、後ろに倒れながらジャンプシュートしている時点で人間離れしているんですけどね。それでも2mにならんとするほどのスーパージャンプは決めないし、全力で走れば急に止まれないし、サッカーゲームのキャラみたいに弾かれるように急ターンはできないし、左右にディフェンスしても慣性に引っ張られるので、そろばんの玉みたく軽々とは動けなないし――という感じで、挙動一つ一つに説得力があります。だからこそ試合展開も実にリアルに見えるというわけです。加えて観客一人一人も別々にモデリングされていて、動きも違っているので、スタジアムの書き割り感はゼロ(グラフィック設定を最高レベルに設定したときの美しさはため息が出るほどで、R9 280Xの威力を再認識しました)。

……と、ここまで書いてきたようなリアル感、臨場感で喜ぶのは、多くの場合、ゲームを始めて30分から1時間くらいのもの。そこから先は、ゲーム性が高くなければプレイしません。

だったらゲーム性はどうかといえば、これが素晴らしい。てか、『NBA2K15』が優れているというよりは、バスケットボールというスポーツそのものの面白さ、ゲーム性が高いんでしょう。この「バスケの面白さ」について書いていくとキリがありませんし、特段面白いことも書けないので省略します。結論を言えば、「スピーディでエキサイティングで奥深い戦術が繰り広げられるハイレベルなバスケに夢中!」ってこと。加えて、40年以上生きてきて全く知らなかった世界のことを一つ一つ知っていくことの悦びも大いに感じているところです。本や映像ではなく、ゲームを通して擬似的に身体を通して知る悦びってやつです。

それこそ、このゲームをやるまでステフィン・カリーなんて人のことは、名前どころか存在すら認識していなかったわけですが、MyCarrierでマッチアップしたものの、ガンガン抜かれてバシバシ3Pシュートを決められてチンチンにされた結果、「何なんや、この怪物」と、ググって見たら、現役最高レベルのスターだったという――こんな発見の悦びが、スター選手だけではなくて、ルールや戦術、リーグ運営に至るまであるんだから、これが楽しくないわけがない!

確かに操作は複雑で初見殺しっぽい感もなくはないのですが、一頃の格ゲーのコマンドのような理不尽さはないので、プレイを続けていくうちに自然と覚えていけます。てか、手前は基本的なシュートとパス、ディフェンス、ブロックしかできませんが、それでもそれなりの試合――あ、難易度はルーキーですよ――にはなるので、つまらないということは一切ありません。

手前が思うに、『NBA2K15』こそは、あらうるスポーツゲームの最高峰と思うので、Steamのモンスターセール最終日の復活セールで見かけたら、バスケのしらない野球ファンかサッカーファンであっても、すべからく開発すべしと確言します。

ともあれ手前は、韓国は仏像を返還すべきであると思う。

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