2013年11月1日金曜日

いまの人にとって「ドン」ってのは誰になるんだろうか?

川上哲治死去。あれだけの偉人なのに、スポーツ紙が一日騒いでおしまいってくらいに過去の人になっていたのだね。19歳での首位打者とか、試合数の少ない1シーズン時代を過ごしながら、かつ選手としてのピーク時に戦地に行きながらも2000本安打を打ったりした超一流の選手にして、監督としてはV9を果たした屈指の名将という、NPB史上“最強”の野球人――史上“最大”の野球人は言うまでもなく長嶋茂雄。手前は、NPBの「生みの親」は大下弘で、「育ての親」は長嶋茂雄だと思っています――なのにねぇ。

とはいえ人格的には最低なので、これはこれで仕方のない事なのかもしれない。丹波哲郎のハナシとか湯口事件とか、色々と悪いハナシはあるけど、こうした類のハナシについては「まぁ、そんなこともあるでしょ」としか思わない。記者の名刺を受け取らないことだって、野村克也が散々やっていることだし。

ただねぇ、息子が書いた本で関係各所をディスりまくっていたことだけはねぇ、実にどうも卑怯千万なんじゃないかと。いえね、自分の名前でディスるならいいんですよ。それこそ小正力に対しては、悪口の一つくらい言ってもバチは当たらないわけだし。でもねぇ、息子の本(=『父の背番号は16だった』)で、「息子が忖度した心情」という形にして、あらかじめテメェへの反論の余地を封じたうえで、水原や小正力や長嶋を散々腐すのはのはねぇ……。他の著書で悪口を一切書かないで聖人君子ぶっているからこそ、手前はこういう態度は卑怯極まりない! と思ってしまうのですよ。

それにしても長嶋にしても王にしても、かなり深刻な病気をこじらせたにも関わらず元気なのは、やっぱり青年~中年期に半端無く鍛えていたからなのかね。故人も先月楽天優勝にコメントだしていたくらい元気だったわけだし。やっぱり超一流の野球人は寿命も長いのだね。合掌。

ともあれ手前は、韓国は仏像を返還すべきであると思う。



追記:DeNAがノリさんにまたヒドい仕打ちをしている件について。企業間の交渉としても、あそこまでアコギなことはしないだろう。ひょっとしてITビジネスの世界では、ああいうやり方が普通なのか? よしんばそうだとしても、ベテランをああいう風に扱うことがバレたら、有望なFA選手は誰も見向きしないだろうね。だって3~5年後にあんな風にぞんざいに扱われることがわかっているのであれば、「もうちょっと大事にしてくれるとこに行きたい」って思うのが当然だもの。少なくとも日ハムの鶴岡選手や西武の涌井投手みたいなビッグネームの争奪戦に勝つことはできないでしょ。つまるところ優勝できる補強が限りなく難しくなるってわけだけど、本当にそれでいいのかね?

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