2013年10月1日火曜日

『ウォーキングデッド』は面白かったけど、2つだけ文句をいいたい

「せっかく『hulu』と契約しているんだから、やっぱり見なきゃ損だよな。レンタルじゃシーズン3の途中までしかないらしいし」と、ここにきてようやく『The Walking Dead』を見る。ゾンビモノは好き嫌い以前に大して興味のない手前にして、「うん、確かに面白いね。ヒットするのも良くわかる」と思いながら、シーズン3最終話まで一度も脱落せずに見たくらいなので、多分、誰が見ても面白いんだろうと思う(シーズン2がちょっとグダグダ気味だったのは秘密)。

で、感想。基本、ひねくれ者なので、世間一般の感想に同調することはあんまりないんだけど、ことこの作品についてだけは、世間一般の感想に全然同意。どういうことかっていうと、「主人公の妻がクズすぎてウザい」ってこと。

でもねぇ、クズってかほとんど人格破綻者みたいに論理性のない行動をとらせるのはどうかと思うなぁ。シーズン2終盤のアレとかも、それまでのハナシで積み上げてきた言動&行動で描き出されてきたキャラクターからは、絶対に出てこないようなモノだもの。もちろん「描いているのは人間」「人間は常に論理的なわけではない」って理屈なのかも知れないけど、こっちが見たいのはリアルな人間ってわけじゃくなくて、おもしろい“お話”だからね。えなりかずきが「先にシャワーを浴びてこいよ」って言うのだって、モノマネタレントが言うから面白いんであって、渡鬼で本当に言ったら「あいつ何言ってんだ?」ってことになるように、それまで積み上げてきたキャラクターからは絶対に出てこないような行動や言動をとられたら、それはもう人格破綻者にしか見えないわけでね。

あと、これは全面的に手前の見方が悪いってことはわかっているんだけど、書かずにいられない文句を一つ。

気合の入ったゾンビメイクとか、いちいち銃の訓練したり髪を切ったりしているように、この手のドラマにしては、結構細かいことに配慮しているところは素晴らしいと思う。「刃こぼれしない日本刀? カッコいいからいいじゃん!」「1年経っても足元が白骨化せず歩けるゾンビ? 怖いからいいじゃん!」という具合に、整合性よりもカッコよさや怖さを重視したリアリティのバランスにも好感は持てる。

だからこそ、だからこそねぇ、インフラ全滅なのにも関わらずアトランタの廃ビルでなぜかガスが通っていたり、サンドイッチのパンが山崎パンよりもフワッフワな食パンだったりするような“詰めの甘さ”が際立ってしまってねぇ……。こういうのが2~3話ごとに1度くらいの頻度で出てくるものだから、気になって気になって仕方がなかった。

普段は「薄い目」で見て見過ごすんだけど、なまじリアリティ重視に作っているから↑のようなところがノイズになってしまって、「あのパンはどの工場で作られているのか? ああいうパンは自家製では絶対作れないよね。で、100歩譲って工場が稼働していたとしても、あの道路事情では絶対に流通されないよなぁ。いや、アレはスーパーに残っていた商品なんだ! って考えたとしても、一番新しいと仮定しても1カ月前に作られていたものだろうからカビだらけだろうなぁ」みたいなことをグルグルと考えてしまって、実にどうもドラマの内容がアタマに入らず二度見したことも何度かあったりしたので、シーズン4以降は、こういうところもキッチリと詰めて欲しいと思ったり思わなかったり。

ともあれ手前は、韓国は仏像を返還すべきであると思う。

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