2013年9月9日月曜日

マッドメン(シーズン5)を2回視聴しての小並感:補足

以下、忘れないうちに書いておく。

・シーズン5でペギーのゲン担ぎアイテムとして登場した「紫と銀のパッケージのキャンディ」(=ドンからの貰い物)。といっても出てきたのは1回だけで、ストーリー上そこまで大きな意味はなかったから、2回通して見ても、「ああ、多分、どっかのプレゼンの余り物かなんかだったのかな」としか思わなかった。

・でも、一昨日からシーズン1~4までを見返していたらあったねあったね! シーズン2ep4で、ボビーに父親のことを話した際、「紫と銀の包みのキャンディが好きだった。スミレ味のキャンディだった」って回顧していたね!! で、この回顧――伏線の使い方としては『バクマン。』で言う“1話完結じゃない1話完結の手法”――を踏まえてシーズン5を見返すと、尋常じゃないくらいに濃いドンとペギーの関係が、実はもっと濃厚であることがよくよく理解できて、その後の別れの重さが……おお、もう……。

・あと、シーズン4ep10以降のメーガンの行動。帰り際の化粧とか、わざわざ葬式の帰りまで待って残業していたりとか。シーズン4を見ていたときは、自然な行動だと思っていたけど、シーズン5を最後まで見るとねぇ。もしこれが計算なら、どんだけ計算高いんだっていう。

・落合博満の新刊『戦士の休息』。各章ごとに映画のハナシと野球のハナシを半々くらいに書いている。野球のハナシに新味はなし。図書館で読めるなら図書館で済ませるのが良いかも。ただし、山田洋次との対談は、「終始敬語で語る落合が読める」という一点で、ファンであれば金を出す価値アリ。

・コニー・ウィリスの新刊『オール・クリア2』。これ全編解決編。『ブラックアウト』から通して言えることは、駄作では決してないけど、傑作とか名作とは断じて言えないということ。テーマは既刊と同じく「絶望の下での献身」なので、初めてコニー・ウィリスを読むのであれば、よりタイトでよりイライラしない『航路』か『ドゥームズデイ・ブック』のが断然オススメ。

・マッドメンが重厚すぎたので、口直しに『Arrow』を見る。DCコミックのグリーンアロー(=要するに現代のロビンフッド)をドラマ化したもの。『Smallville』のファンにとっては、開巻10分くらいは違和感ありまくりだけど、その後は、主人公の尋常じゃない肉体美(?)と現代的にリファインされた弓のカッコ良さに惹かれ、「こっちはこっちで良い。てか、こっちのが良い」となるはず。ハナシも、現代風サスペンス・アクションドラマの定石通りに展開するので、よくも悪くも安心して見ていられる。

ともあれ手前は、韓国は仏像を返還すべきであると思う。









・追記:Bloggerの表示が何かおかしかったので、思い切ってテンプレートを変更しました。

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