2013年4月10日水曜日

『Victoria2 AHD』2.31パッチを楽しむ:その1

去年秋に最新パッチを入れたまま放置していた『Victoria2 AHD』。先月、久しぶりに起動して、「一日置きに小一時間」くらいのペースでプレイを続けた結果、昨日までに日本、テキサスで完走する。以下、日本プレイのとりとめのない感想。

・日本でのプレイ目標は、「工業化を成功させて列強1位を目指す」。1836年のスタート直後にハワイ宣戦→征服。同時に列強と仲良くして顧問団のイベントを連発させて研究ポイントを稼ぐ。歩兵が使えるようになってからは、5個旅団の「伝習隊」を6つ作り、それぞれに反乱鎮圧を命じておく。

・そうこうしているうちにハワイ征服による汚名も消え、西洋化の2歩手前まで近づく。ここで輸送船を30隻つくり、エチオピアの征服に向かう。文明化前に征服した土地は、文明化後にステート化されるので、ここは何としてもアフリカの豊穣な地が欲しい。

・といっても、ムッソリーニのイタリア軍が手こずったほどの地の利と人の利のあるところなので、それなりの犠牲は必要だろう……ということで、事実上、幕府&雄藩全軍となる歩兵30個旅団で以って力攻めすることに。7万人以上の死傷者、輸送船30隻の自沈、途方もない額の借金を引き換えに、エチオピアを下す。

・直後に西洋化を断行。しばらくは金がないので財政再建と技術開発に専念。技術は「文化」と「陸軍」を最優先。どこよりも先に「機関銃」を獲って、アフリカに広大な植民地を築きたいのでね。借金を完済した後は、軍備を整える前に工場を設立。

・国力集中の「助成」にあわせて、「関東は兵器工廠、関西はアパレル中心で、中国・四国は製材と家具。九州は製鉄所が建てられるからインフラ産業だ」という感じで、国家資本主義者の強みを活かして各ステートごとに明確な色分けをした工業地帯を創設する。

・1870年、「機関銃」解禁に合わせて開発スタート。フランスとほぼ同時くらいの早さでアフリカへの殖民に成功する。90年代までに植民地獲得競争は終わり、日本は東~中央アフリカ全てとイースター島を含む東西太平洋の島嶼への殖民に成功。その後は、植民地での官僚育成に国力集中を消尽する。

・あ、朝鮮、中国は相変わらず放置。ただし、中国が文明化するのは厄介なので、傀儡国家であるチベット、朝鮮の解放を目指して2度戦争を仕掛ける。いずれも同盟国を誘っての戦争で、オスマン帝国とロシア、イギリスが大陸を食い荒らした。日本は台湾を獲っただけ。

・2.31パッチの目玉である大戦は4回起きた。そのうち2度(2次大戦、3次大戦)は日本が参加。2次大戦は「ロシアの持つ樺太、千島列島を奪還する統一戦争」に、英仏墺独伊土というアメリカ、プロイセン以外の列強全てが参加する豪華な戦争。これはロシアがドイツ、オスマンに喧嘩を売っている隙に攻めた戦争だったので、簡単に勝てた。

・3次大戦は「ロシアによる日本に対する復仇」に英墺仏土が参加。オーストリアがフランス、ロシアに東西から攻められてチンチンになり、危うく敗北しかけた。オーストリア軍が総崩れとなり、ウィーンが陥落するのも時間の問題か?

・というタイミングで、我が聯合艦隊(弩級戦艦50、巡洋艦30)がバルト海において150隻余のバルチック艦隊を撃破。後続の太平洋艦隊、インド洋艦隊に載せた精兵4個軍団をもってサンクトペテルブルクへと殴りこみをかけ、見事、これを落とす。この勝利を契機に、各地の海戦&陸戦で勝利を重ね、フランスとロシアに大戦条約を飲ませた。

・こうして内地である日本列島以下、樺太、ハワイ、フィジー、タヒチ、キリバス、イースターなどの島嶼、アフリカの真ん中全部を領土とし、外地の半分以上をステート化させ、計画経済の下、片っ端から電気機器、電話、ラジオ工場を建て、補助金をダダ流しにした結果……工業化は大成功! てか、これまでのプレイで一番上手く行った。前のパッチじゃぁ計画経済での工業化なんて夢のまた夢だったけど、最新パッチはモノがバンバン売れていくから楽だわ。

・こんな感じで完走したものの、結果は「列強2位」。工業力ではイギリスにダブルスコアをつけられ、順調に中国を喰ったロシアにも抜かれてしまった。自分では“正攻法での最善手”を尽くしたつもりだったんだけど……。

・だいたい43階建てのガラス工場とか、20階建ての電気機器工場とか作って、それぞれ満員に近い工員&事務員がいて、電話、電気機器、ラジオ、自動車、飛行機、戦車の生産量が世界1位(電話とラジオは世界シェアの9割弱)なのに、それでもイギリスにダブルスコアをつけられるって、いったいどうなっているのか? やっぱりイギリスを大戦に巻き込んで負かして、革命を起こさせてプロレタリアート独裁とかにさせないと、列強1位になるのは難しいのかなぁ。



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