2012年10月20日土曜日

週刊朝日の例の記事読んだけどさ

問題の記述を書く意味があったのか? というか、アノ2行、27文字を丸々削っても普通にハナシは通るでしょ。2行分差し替える必要さえゼロ。手前が編集者だったら該当部分を削ってライターに返すけどなぁ。それでもなお、「ここの部分がないと記事が活きない」と考えた結果、この部分を残したのであれば、「あんな●●出身者を日本の総理にはできないわなぁ」って意図があったとしか思えない。実際、文面全体からそういう意図がにじみ出てるんだけどさ。

公刊されている出版物の中では最もゲッスい内容である『新潮45』の殺人鬼特集――ゲッスいけど書き方が洗練されていて文章に芸がある。何より面白い――よりも遥かに品性下劣。てか、2chの書き込みより下種じゃないの。佐野眞一氏の本は結構好きで、『巨怪伝』と『カリスマ』の2冊は夢中になって読んだものだけど、どうしてここまで劣化したのかねぇ。やってることは同じ(=当人の出自から人格を規定して批判する)だけど、当時の筆のキレがあれば、もう少し洗練された書き方が出来ただろうに。

あと、週刊朝日vs橋下徹市長の問題について、「言論の自由云々」とか「人格攻撃とは云々」的なハナシが出ているけど、手前が思うに、この手のハナシの本質は「マナーの問題」ですよ。

「クラクフで『ユダヤ人はホロコーストで600万人も死んではいない』と言う」
「広島で『原爆のお陰でアメリカの若者が救われた』と言う」
「南京で『南京大虐殺は嘘っぱち』と言う」

というのは、「公式晩餐会で『手づかみで食事』をする」のと同じで、犯罪ではない(ホロコーストについてはわからない)にしろ、単純にマナーに悖っている行為であって、それ以上でもそれ以下でもないですからね。

ついでに当blogで橋下徹市長について書くのは、多分、これで打ち止め。「沖縄の荒れる成人式」と同じで、相手にしないのが最善手だからね。

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