2012年5月19日土曜日

で、どこにカネが落ちるの?

中学校の先生、ダンスに奮闘中 授業必修化で教室通いも

日本ストリートダンス協会っていう文部科学省の新しい天下り団体の企みってことか? てか、記事自体にツッコミどころが多すぎて……

>今年度から中学校の保健体育でダンスが必修になった。

なぜ? ってGoogle先生に聞いてみたら、予測変換で「ダンス 必修」の後に「理由」「なぜ」「小学校」「先生」「2ch」と続いてたから、まぁ、多くの人がおかしいorよくわからんと思っていることは確かなんでしょう。

文部科学省曰く――、

ダンスは、「創作ダンス」、「フォークダンス」、「現代的なリズムのダンス」で構成され、イメージをとらえた表現や踊りを通した交流を通して仲間とのコミュニケーションを豊かにすることを重視する運動で、仲間とともに感じを込めて踊ったり、イメージをとらえて自己を表現したりすることに楽しさや喜びを味わうことのできる運動です。

――とのこと。で、こういう理由なんであれば日本舞踊でいいじゃないか。着付けだって学べるし一石二鳥だろうに。

>全国の6割超の学校がヒップホップなど現代ダンスを選択し、戸惑っている教員も少なくない。その不安を解消しようと、民間のダンス教室や自治体の講習などが盛んになっている。

……そのぉなんだ、ヒップポップって先生の下で学ぶものなのか? 手前の乏しい知識と経験によれば、『Do the right thing』に出てくるギャングみたいのが口喧嘩みたいなラップに乗せて好き勝手に踊るってのがヒップポップなんだけど。もしかして、『Ghost World』の冒頭に出てきた“正しいラップ”みたいな感じのヒップポップが主流になっているのか?

Ghost World - Graduation Rap(YouTubeより)

>若者がひしめく東京・原宿。4月末、ダンススクール「エイベックス・アーティストアカデミー」のスタジオに集まった中学の体育教諭らは次々に不安を口にした。

なるほど、TV&CD不況で出口の見えない芸能事務所の新たなビジネスの口ってことね。

>ダボダボのパンツ姿の女性インストラクターが、テンポの速い洋楽に合わせ、笑顔でステップを踏む。

これだと先生たちは、生徒のボンタンを注意できなくなるなるんじゃないかなぁ。まぁ、本邦のビジネスの最前線で「ダボダボのパンツ姿」が認められている(=法人営業の際、この格好で名刺交換しても何も言われない)のであれば、新たな習慣として受け容れるべきなのかも知れないけど、多分、手前が死ぬくらいまでのあいだは、受け容れられることはないと断言できますよ。

>東京都世田谷区の区立中学教諭、浅野恵実さん(53)はなかなかリズムに乗りきれない。周囲の動きを見ながら、足を振り出す。

100歩譲って「ヒップポップダンスの先生」の存在を認めるとして、その先生が注意すべきは「はい、キックステップ。速く!」ではなくて、浅野さんに「周りに合わせず、自由に踊って」って指摘することじゃないの? てか、ヒップポップってHR/HMみたく“様式美”(=要するにイングヴェイ・マルムシティーンみたいなの)ってのがあるわけ?

こういう事実を知ったら、子どもを学校に通わせたくなくなるわな。まぁ、子どもはいないし作る予定もないし、そもそも作る機会もないんだけどさ。



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