2012年3月26日月曜日

落合博満×梨田昌孝対談(NHK『サンデースポーツ』より):その1

*YouTubeに動画が上がっていたので視聴。以下、落合の発言のみを抜粋した私家版メモ。

――中畑監督は結果を残せるか?
落合 オープン戦の結果はあてにならない。オープン戦期間中に、「チームをいかにして開幕まで上手くもっていくか?」と考える監督と、「戦力をどうやって作り上げていこうか?」と考える監督がいる。この考え方の違いによって、オープン戦の戦い方は全部変わってくる。横浜はここ何年か最下位でしょ。だから勝ち癖をつけたい。一勝する喜びを選手に味わってもらいたいと考えて、何が何でも勝ちにいったのではないか。

――中畑の明るいキャラクターについて
落合 勝っているうちはいい。でも、負け始めたときにこの明るさを出されたときに、「それってありかい?」って思う人が一杯出てくると思う。でもね、でも、これを貫き通してもらいたい。でも負けてもいいじゃない。続ければ。いまから彼らに結果を求めたら酷だよ。あとは選手をどうやって動かすか。去年まで見た横浜についていえば、結構、足の使える選手は多い。ところが動かない。動かないのか、動かせられなかったのかは監督の采配一つなんだけども、もし、横浜が上に行こうと思っているのであれば、動かさないとダメ。あの戦力では他所を喰えない。

――和田監督についてはどうか?
落合 誰を使うか。城島、ブラゼル。ファーストをどっち使うのか。マートンの具合はわからないけども、マートンがいればそんなに悩むことはないと思う。でも、ブラゼルの外野は、去年まで対戦している方から見れば考えづらい。俺はブラゼルはファースト、城島ベンチ!

落合 打線について言えば、去年より悪くなる球団はないと思う。去年の打線不振は、「ボールが飛ばない」という先入観に全部やられただけのことだから。実際、ボールは飛ぶんですよ。昔のボールの方がもっと飛ばなかったわけだから。それだけ選手個々の打ち方が雑になったということではないか。

――中日について
落合 普通の野球をやると思います。

――高木監督はどんな監督なのか
落合 短気な人ですよ。めちゃくちゃ短気です。でも、選手がそれに応えていかないと。監督を生かすも殺すも選手ですから。それを考えると、ほとんど去年を同じような選手の使い方になるのでは。ただ、山崎とブランコのどっちを4番ファーストで使うのか? ということくらいではないか。投手もそれなりに揃っているし、去年の.228? 打線がこれより下がるってことはまず考えづらいので、ある程度、点数はとってくれるだろう。それに監督も初めてじゃないので、今までやってきたノウハウもある。

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