2012年2月23日木曜日

続・サラリーマンを10年やって理解できました:補足

・「給料相応の“仕事”をし続ける」より、「給料以上の“仕事”をし続ける」ことに徹すれば、昇進や昇給も早いし、社内でも一目置かれるのでは?

・確かにその通りだけど、その費用対効果は著しく悪い。そもそも同僚の2~3倍の成果を上げたところで、給与が2~3倍になるわけではない。しかも出る杭になってしまうことで、畢竟、容赦のない同調圧力がかけられることになる。

・そこまで能力があり、同調圧力に負けない精神力があり、仕事に時間をかけられるのであれば、雇われの立場に甘んじるのではなくサッサと独立すべきだろう。自営業or経営者であれば、「成果=報酬」になるわけだから。

・で、「勤めている会社と同等の信用がないし、資本もないし、そもそも自分で自分の能力を営業するなんて考えられない」という人は、「給料相応の“仕事”をし続ける」ことで、細く長く生きるのが賢明だろう。

・あと、ワタミ社長が言う「無理のハナシ」について。

・誰にでも限界はある。「権藤権藤雨権藤」をやれば、どんなに丈夫なピッチャーでもすぐに壊れるように、恒常的に肉体&精神を酷使すれば、多くの人が壊れてしまうものだろう。

・もちろん例外はある。例えば鈴木啓示は、権藤博ほど無茶に使われなかったものの、今の水準で考えれば明らかに酷使され続けた。それでも壊れなかったのは、単に鈴木が異常に頑健だっただけであって、彼が監督になって自らと同じメソッドを選手に課した結果は惨憺たるものだった。

・すなわち、「自らの経験則を安易に他人に当てはめてはいけない」ということ。まして、それで生命を失う結果になったのであれば、即刻撤回するのが人の道というものだろう。

・というわけで、佐川急便で無茶な仕事を続けて資本をつくり、独立してからも無茶な仕事を続けた結果、「オレができたんだからオマエもできて当然」という自らの経験則を絶対視した上で、社員に奴隷労働を課す理屈を正当化している渡邉美樹は人畜生であり、又吉イエスに地獄の火の中へ投げ込まれるものであるってことですよ。

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