2011年11月2日水曜日

ボージョレ・ヌーボー当たり年の並べ替えにチャレンジ!

いつもいつも挑戦しようと意気込むものの、あまりにも非生産的な作業なので諦めてしまう――というループが続いていたボージョレ・ヌーボーの“本当の当たり年”を探る作業。blogネタに丁度良いハナシでもあるので、今年こそは諦めずにチャレンジを終えたいと思います。

以下、2chコピペより――

95年「ここ数年で一番出来が良い」
96年「10年に1度の逸品」
97年「1976年以来の品質」
98年「10年に1度の当たり年」
99年「品質は昨年より良い」
00年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
01年「ここ10年で最高」
02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
04年「香りが強く中々の出来栄え」
05年「ここ数年で最高」
06年「昨年同様良い出来栄え」
07年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
09年「ここ50年で最高の出来」

――これをベースに並べ替えてみたいと思います。

まず、過去との比較のない00年、04年、07年、08年は、「かつての当たり年と比較できないほどのハズレだった」と解釈できるので、とりあえず並べ替えの対象からは外します。ランキングでは下位固定です。

そのうえで、95年を基準にコメントを素直に読んでみると、こんな感じになるでしょうか。

・95年「ここ数年で一番出来が良い」:これが基準。
・96年「10年に1度の逸品」:ここ「数年(大きくとっても4年)で一番」よりも上の表現である「10年に一度の逸品」なので、95年より上。
・97年「1976年以来の品質」:77年~96年より上の品質なので、96年より上。
・98年「10年に1度の当たり年」:96年と同じ表現なので96年と同等。
・99年「品質は昨年より良い」:96年、98年よりも上。
・01年「ここ10年で最高」:「10年に1度」ではなく「ここ10年で最高」というところに注意。つまり、90年~00年で最も良いということなので、97年より上。
・02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」:01年より上。95年のハナシは、ここでは措いておく。
・03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」:76年を上回り、かつ、近年(短くとっても2~3年)で最も良い出来ということは、02年より上。
・05年「ここ数年で最高」:03年より上。
・06年「昨年同様良い出来栄え」:05年と同等。
・09年「ここ50年で最高の出来」:58年~08年で最も良かったということで、06年より上。

ここまでのコメントで確定できるのは次の通りです。

・1位:09年
・2位:05年
・2位:06年
・4位:03年

で、問題は基準に置いた95年の出来ですよ。02年のコメント「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」をどう読むか?

02年を基準に置くと――

02年:01年より上。
01年:97年より上。
97年:96年より上。
96年:10年に一度の逸品。
95年:02年と同等。

――となります。ここで確認すべきことは、「10年に1度」と、「ここ10年で最高」の違いなんでしょう。つまり、「10年に1度」という形容詞は、日本プロ野球のドラフトにおける「10年に1人の逸材」みたいなもので、「こりゃスゲー」以外にあまり大きな意味はない、と解釈すべきではないか? ということです。

このように解釈したうえで、ランキングを作ってみると――

・1位:09年「ここ50年で最高の出来」
・2位:05年「ここ数年で最高」
・2位:06年「昨年同様良い出来栄え」
・4位:03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
・5位:95年「ここ数年で一番出来が良い」
・5位:02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
・7位:01年「ここ10年で最高」
・8位:97年「1976年以来の品質」
・8位:99年「品質は昨年より良い」
・10位:96年「10年に1度の逸品」
・10位:98年「10年に1度の当たり年」
・選外:00年、04年、07年、08年

――のようになるのではないでしょうか? といっても、このようなランキングにすると、「ここ数年で一番出来が良いことと、過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄えってのは矛盾してるんじゃね?」とか「01年はここ10年で最高=95年以上なのに、何で95年以来の出来である02年の出来が、01年を上回るっておかしくね?」と突っ込まれそうですが……。

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