2011年8月7日日曜日

ザ・パシフィックのとりとめのない感想

昨日書いた『ザ・パシフィック』の件。頭痛&腰痛(生まれて初めて腰をやった\(^o^)/)に悩まされるなか、いちいち感想をまとめるのが酷く億劫なので、以下、思いついたことを箇条書きで書くことにします。

・1~2話のガダルカナル。「機関銃の位置が前過ぎ」とか「バジロン無双」とかはいわない。夜襲の怖さは良く描けていたと思う。あの描写では日本軍がアホに見えるけど、浸透戦術を相手側から見たらあんな感じになるんだろう。

・イル河の戦い後の情景は、アノ有名な写真と同じ構図でちょっと感動。思わず眉毛に穴の開いた童顔の日本兵がいないか探してしまった。あと、第一次ソロモン海戦を米兵視点から見た情景も新鮮。ああいう“画”は、他のドラマや映画では見たことなかったからなぁ。

・というわけで戦闘中心の1~2話は総じて面白かった。

・で、テンションがいい具合に上がったところでメルボルンの現地妻とか……。戦争モノに女子どもとか色恋バナシは本当にいらない。ここでテンションダダ下がり。

・5~7話は「激闘! ペリリュー編」。延々と血なまぐさい戦闘シーンの連続で大満足! ヒギンズボートの両側から降りるところがナイス。ただ、毎度毎度の“シェルショックで耳が遠くなるミラー大尉描写”には興ざめ。もういいでしょ、この演出は。

・ゴア描写は、多分『ブラックホークダウン』以上。ただ、あまりにも極端な描写なため、失敗したホラー映画のように、作り物感全開になっているところも多々あった。

・「ホリョダー」「ヤンキーメー」みたいな日本語は、『CODWaW』と同レベル。『ウインドトーカーズ』よりは酷くない。手前は笑ってスルーしたけど、人によってはバカにするな! と怒ってもおかしくないレベルかも。

・ともあれ戦闘シーンしかなかった5、6話は良かった。もし、再度レンタルするとすれば、このエピソードを収録したVol.3だけを借りることになると思う。

・で、テンションがいい具合に上がったところでバジロンさんのメロドラマとか……。ホント、誰得なんだ? コレ。最後の方で硫黄島だけど、ここでもバジロン無双だしなぁ。

・と、たった1エピソードでテンションダダ下がりのところに、問題の9話、沖縄戦ですよ。

・ネタバレになるので細かくは書かないけど、ちょっとあり得ない&ヒドイ描写――大江健三郎が泣いて喜びそうな感じの方向での描写――の連発。ドラマだから何を描いてもいいとは思うけど、ここまであからさまにやられると正直興ざめ。

・問題の9話に対する異論・反論については、ミリオタ関係の人たちが死ぬほど詳しく書いていると思うので省略。ただ一つだけ言わせて貰えば、キッチリと統制が取れていた軍隊が、ああいうことをすることはあり得ないってことだけ。帝国陸軍は「軍隊」であって、イスラム過激派みたいな「テロリスト」じゃないんだから。

・え? 沖縄の帝国陸軍は統制が取れてなかったって? だったら何で海兵隊があんなに苦戦するのさ! 統制のとれてない軍隊相手なら楽勝するはずでしょ。だいたい沖縄での帝国陸軍の抵抗は、米軍からも「歩兵戦闘の極み」と言われたほどだったんだから。

・ここで完全にテンションガタ落ち。10話はほとんど義務的に流し見。ただ、スレッジとスナフの別れはグッと来た。

・こうして振り返ってみると、9話の問題を脇に置いておくとしても、レッキーとバジロンのハナシはいらなかったんじゃなかろうか。最初からスレッジのハナシで5話にまとめた方が、よっぽど面白かったのではないかと。

・やっぱりアレだ。「女子どもがしゃしゃりでる戦争モノに当たりナシ」という手前の経験則は正しかったんだなぁ。

・最後にどうでもいいことを一つだけ。“オレのアナ・トーヴたん”(『FRINGE』の主役)がゲスト(あのヴァージニア・グレイ役)で出演しているということで、いつ出てくるのかとwktkしながら見ていたんだけど、なんだよ! バジロンにハメ倒されて終わりかよ!! ふざくんな!!!



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