2011年7月11日月曜日

落合博満×駒田徳広:プロローグ(=これから書くことの言い訳)

駒田徳広が上梓した渾身の一作『問いただす“間違いだらけ”の打撃指導』(ベースボール・マガジン社)。果たしてこの本に書かれている内容は、本当に次世代のバッティング指導のスタンダードになり得るのか? 現時点で手前が考えるバッティング指導書の最高峰――昭和40年以降に出版された数多のバッティング指導書を読んだ手前の経験から、最も優れていると考えている本――である『落合博満の超野球学・バッティングの理屈』(ベースボール・マガジン社)と読み比べて、その内容を検証してみたいと思います。

といっても、読み手が「小学生時代に三角ベースと“やわボール”の野球」の経験しかなく、高校時代に野球部のエースが投げたストレートに腰を抜かしたくらいの野球&運動音痴のプロ野球好き――というレベルなので、恐らくは誤読している可能性も多々あるものと思います。

というわけで、「都築はこう引用したりああ解釈してるけど、これっておかしくね?」と思った人は、是非とも、駒田と落合の著書を手にとって全部読んでみてください。実際、両書とも一部を読むのではなく、全部読んで深く感得するところも多い本ですし、何よりプロ野球ファンであれば、落合、駒田が嫌いな人であっても何がしか必ず得るところのある本でもありますから(落合の本はAmazonでプレミアがついていますが、図書館であれば予約なしで借りられると思います)。

で、まずは駒田が提示した「上から叩けは正しいか?」の是非について、駒田と落合の見解を比べてみたいと思います。
(つづく)

落合博満の超野球学〈1〉バッティングの理屈

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