2011年5月26日木曜日

敢えてトラの尾を踏んでやる

予想が外れたらこっ恥ずかしくて表を歩けないかも知れないし、海のものとも山のものともいえないなかで断言するのはとてもリスキーなことだけど、敢えて言いますよ。

ノリさんはやるよ。やるに決まってるって!

やっぱりねぇ、20年近くプロで飯を食ってきただけじゃなく、3冠タイトルを複数獲り、5年連続30HRも打ってきたような一流選手の技術をナメちゃいけませんよ。

落合博満が、「自分のものにしたバッティング技術っていうのは衰えないから」「私は12年前に引退してから本気でバット振ってないけど『こうやって打ってごらん』って言って選手達に教える時には、今でも昔のまんまの打ち方ができますよ」と言うように、バッティング技術は錆付かないわけですから。手前も15年以上スキーを滑ってませんが、いまいきなりロッキー山脈のスキー場に連れて行かれて、「こっから麓まで滑ってきて」って言われたら、とりあえずパラレルで転ばずに滑り降りるくらいはできる自信はあるもの。一度自転車の乗り方を覚えたら死ぬまで忘れないように、バッティング技術も多くの部分は身体に染み付いているものなんでしょう。

「バッティングセンターで遊んでいたような選手がプロの一線級に通用するものか?」

手前が子どもの頃にカズ山本(山本和範)という名選手がいてですね……まぁ、彼の場合は若いうちにクビになってバッティングセンターでバイトをしていたので、大ベテランになってから同じ境遇になったノリさんとはちょっと違うんですが、生きているボールに慣れれば、どうとでもなるでしょう。

心配なのはシーズン通して働けるだけの体力作りができているかどうかですが、これだって「シーズン途中加入」「レギュラー&フルイニング出場を最初から求められていない」という点から、あまり気にしなくていいと思います。使われ方としては代打屋&レギュラーのバックアップなので、基本、レギュラーとして15年以上プロ生活を過ごしてきたノリさんが順応――「4打席勝負」ではなく「1打席勝負」のバッティングスタイルに変更する。球の待ち方、テンションのあげ方などで思考方法を大きく変える必要がある――するまでは若干時間が掛かるかもしれませんが、レギュラーから代打屋への転身は過去何人もの名選手が挑戦して成功していることなので、ノリさんにだってできないわけがありません。

というわけで、ノリさんはやるよ。やるに決まってるって!

大体打たなきゃ懐が潤わないんだし、そういうときのノリさんが猛烈に仕事をすることは中日時代に証明してますからね。ましてコーチには近鉄の先輩だった中根仁(大魔神・佐々木一浩を黙らせることができる数少ない漢)もいるわけだから、調子に乗るってわけにもいかないでしょう。

中村紀洋、「noriの決断」:その1
中村紀洋、「noriの決断」:その2
中村紀洋、「noriの決断」:その3

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