2011年3月10日木曜日

J・J・エイブラムスがやりたかったこと:その1

以下、『ALIAS』と現在、第3シーズン絶賛放送中の『FRINGE』についてガンガンネタバレしますので、ご承知置きください。



近所のレンタルDVD店の閉店(3/14閉店。すでに新作、準新作以外の作品は全て引き上げられていました)を前に、駆け込みで『ALIAS』を全部レンタル。このほどようやく見終わりました。昨年秋からの「海外ドラマ毎日半額キャンペーン」を受け、片っ端から海外ドラマを見てきたのですが、最終シーズン及び現在貸し出されているシーズンの最後まで視聴したのは『ALIAS』と『FRINGE』『MADMEN』『Lie to me』『glee』くらい(昨日見始めた『Veronica MARS』は殺人的に面白い!)ですからね。他のドラマは第1シーズンの数話か第1シーズン最後くらいで脱落してますし。つまり、『BONES』『24』『LOST』あたりの大ヒット作ですら途中で投げてしまうド失礼な視聴者である手前に、曲がりなりにも最後まで見せるだけのパワーがあった作品ってことですよ。あ、ちなみに先日全巻レンタルスタートした『FLASHFORWARD』は掛値抜きの駄作です。

といっても、なんで105話(倍速で見たので約40時間)もぶっ通しで見て無駄な時間を過ごしたのかといえば、物語の面白さとか役者や演技の魅力とかじゃなくて、「クリフハンガーに引っ張られた」だけのことですよ。

もう毎回毎回「えぇっ! あいつが死ぬor生きているなんて!」と「なにぃ! こいつが裏切るのか!」の繰り返し。“死亡確認”は王大人よりも杜撰で、グサグサ刺されたり、かなり高いところから落ちたり、銃で2~3発くらい撃たれたりしたくらいでは死にません。胸に7発(ちゃんと数えた)銃弾を打ち込まれたエージェントがネパールで療養していたり、頭に銃弾を打ち込んだはずのキャラが生き返ったりしますから。で、このように「コイツ絶対に死んでるだろ」ってキャラが、各話のラスト5秒くらいに出てきたり裏切ったりしてまぁ大変! というパターンで最後まで行くと。作中でも「あの人は死んだはずでは?」「そんなことは珍しくもないだろう」なんてやりとりがあるので、クリエイターも確信犯でやっているんでしょうけど。

で、最後まで見終わって思ったのは、「『FRINGE』って『ALIASver2.0』じゃね?」「J・J・エイブラムスがやりたいことって本当に一貫してんだなぁ」ですよ。そのくらい『ALIAS』と『FRINGE』は似てますからね。







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