2011年3月18日金曜日

プロ野球開幕問題について

プロ野球の開幕延期問題ですが、手前の意見は「是非、延期すべし」です。といっても、「球遊びどころじゃないだろ!」とか「ナベツネ憎し」とか「選手会ガンバレ!」とかいう理由ではありません。単純にオープン戦中止により選手の調整不足が続くなかで予定通り開幕しても、多分、100%のパフォーマンスが見られず、逆にけが人が続出することと、首都圏の計画停電により東京ドーム、神宮球場、横浜スタジアム、西武ドーム、千葉マリンスタジアムでの開催日程の変更が迫られることが必定であるためです。

じゃぁ、どうすればいいのか? 手前のアイディアは以下の通りです。

①開幕日はセ、パとも4月29日――現時点でオープン戦が一週間行われていない。これにより実戦感覚を取り戻す作業は、事実上、ゼロからやり直すことになる。しかも、現時点ではオープン戦開催のメドすら立っていない。となれば、4月から再度オープン戦を始め、3~4週間かけて調整し直さなければ、シーズンでフルに実力を発揮することは難しいと考えられる。よって開幕日は一カ月程度延期し、ゴールデンウィークの書き入れ時に合わせて開幕すべきではないか?

②試合数は130試合、CSとアジアチャンピオンシリーズは中止――開幕日を延期したまま、フルシーズン144試合を戦えば、シーズン終了は11月になってしまう。よって、過去のシーズンのように130試合制とし、CSは一時廃止する。なお、試合数削減により一軍登録期間も短縮されるので、全選手の年俸も一律でカットすべきだろう。

③全試合デーゲーム、試合開始時間は13:00が基本――首都圏の計画停電は恒常的に行われる可能性も残されている。仮に行われないとしても節電が求められることは明らかなので、基本、夜間照明が必要とされず、停電時でもゲームを続行できるデーゲーム開催は必須だろう。なお、巨人と西武は、今シーズンに限り他球場をホームとするのが望ましい。

④オールスターは東北の球場で開催し、避難住民を無料招待――これについては特に付け加えることはない。

日程組み直しも数日で出来るものではないので――交通、宿泊手段の確保からチケット販売、外注業者のスケジューリング……etcが必要なので――、これから延期するとなれば、調整云々のハナシを横に置いても一カ月程度の準備期間は必要になるでしょう。もし、130試合に短縮するとなれば、シーズンチケットも7試合分の価格を払い戻さなきゃならなくなるでしょうし。ただ、これだけオープン戦が開けず、調整もままならないなかで、一週間後に開幕するっていうのは、ちょっとでも野球を知っていれば“狂気の沙汰”にしか思えないんですけどね。

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