2011年2月28日月曜日

ナンバー3/10号、「落合博満の『理』と『沈黙』」

・浅尾拓也投手が落合監督から初めて声をかけられたのは昨季8/12の横浜戦のマウンドでのこと。それまでは全く話しかけられることはなかったが、これをきっかけに話をしてくれるようになった。つまり、「声をかける=監督に認められる」ということ。

・一方、荒木雅博選手は“言葉攻め”を受け続けている。「おまえ、自分がどれだけの選手かわかっているのか。ぽっと出の若造みたいな立ち振る舞をするな」「他のだれでもない。オレができるって言ってるんだからできるんだ。お前を評価できるのはオレだけだ!」

・心が折れかけていた荒木が言われた言葉は、「頑張れ」ではなく「心は技術で補える。悩むのは技術がないからだ」。これが荒木の心のよりどころとなり、ショートコンバートを諦めなかった。

・和田一浩選手曰く、「監督が話してくれるのはいつも理論です。物事には順序があるように、打撃にも順序があるということなんです」「感覚ではなく、理論で言ってくれる。三冠王を3度もとった人はいないわけですから。今年も打撃を変えるのはまだまだ無駄が多いから」

・和田一浩選手の監督評。「選手は監督の駒。ただ、監督だって人間だから情であるとか、そういう部分が出てしまう。でも、落合監督は選手を完全に駒として動かせる人。勝ちに徹することができる」

・谷繁元信選手の監督評。「たとえ、前の年に130試合、140試合出たとしても、今年だめだったらすぐに代えられる。代えられないために頑張っている。オレは監督の手のひらにうまく乗せられて、やっているようなものかな」

――2011年のリーダー論・名将の言葉学より。ナンバーにしては中々読ませる企画。特集記事「大相撲・八百長の本質を語ろう」との合わせ技で、値段分くらいの価値はあった。

1 件のコメント:

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