2010年12月13日月曜日

*TV覚書:NHKスペシャル「世界ゲーム革命」

ファーストインプレッションは「日本代表がLevel5と水口哲也? ないないそれだけはない!」

なんつーか、WBC日本代表メンバーでダルビッシュ有投手とイチロー選手を選ばずに、平井正史投手と柴原洋選手を選んだっていう感じ。どういう大人の事情があったのかわからないけど任天堂を出さずして何の日本代表か! といっても向こうの代表も微妙なメンツ――『Gears of War』だけで『Call of Duty』なんて単語すら出てこなかった――だったからどっちもどっちといえばそれまでだけど。

てか、80年代から今日までソフト&ハードで世界一のシェアを持ち続けている任天堂を出せなかった時点で、ゲーム革命もクソもないだろうよ。任天堂に取材を断られて頭に来たNHKが、「欧米のゲーム凄ぇ。日本? m9(^Д^)プギャー」とやりたかっただけの番組なんだろうなぁ。

といっても、任天堂以外の国内メーカーが凄いかっていうと全然そんなことはなくて、『Forza3』『Call of Duty』『Civilization』やParadox Interactiveの一連のシミュレーションゲームみたいのは、国内メーカーが束になっても作れないからなぁ。この間出た『グランツーリスモ5』も酷いようで、『Forza3』の足元にも及ばない出来だったとか。PS3を持っていないのでプレーはしてないけど、YouTubeに上げられた動画を見る限り、もう、(ノ∀`) アチャーって感じだもの。

Level5の『二ノ国』(見るからに地雷臭がプンプンする代物!)の制作現場で、日野晃博が「ここまで凝ったゲームはない」とか言ってたけど、なんという無駄な努力! 碁石を黒から赤にするようなことを一所懸命やったところで囲碁自体が面白くなるわけがないように、400種類のモンスターのキャラ設定を考えたり、スタジオジブリにアニメを発注したところでゲーム自体が面白くなるわけないでしょ? 何でこんな簡単なことがわからないかね?

あと、FPSとか体感ゲームに焦点を当てすぎて、シミュレーションやスポーツゲームに一切触れられていなかったこともアレな感じ。シミュレーションゲームこそ日本と欧米との差が一番大きいジャンルなんだけどなぁ。確かに『三国志2』くらいまでは日本がトップを走っていたかも知れないけど、その後はボロ負け。いまやフリーのRTSがバンバン出ているなかで、未だにターン制の『大戦略』とか擬似RTSの『信長の野望』とかもうね……。

最後に一つ。アメリカのゲーム購買層の平均年齢が40歳っていったけど、これって「孫のためにWiiを買うジジババ」を入れての数字でしょ。多分、コア層はもう少し若いだろうね。







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