2010年12月26日日曜日

今年の新春ワイド時代劇も長く安そうで安心した

普段、積極的にTVを見ることがほとんどない手前にとって、1月2日の午後から始まるテレビ東京の「新春ワイド時代劇」は、リアルタイムで視聴する数少ない番組の一つです。

ゴロゴロしたり、みかんを食べたり、夕食&風呂の準備をしたりしながら、PS3の映像より安っぽいCG&セットを舞台に、B級感溢れるメンツの“学芸会”をだらーっと眺める喜びは、「大晦日&お正月という大イベントを終えて気の抜けた1月2日の午後」でなければ味わえないものですからね。1月1日に放映するには安すぎ、1月3日では長すぎる。1月2日でなければ許されない安さと長さ。これこそが新春ワイド時代劇の妙味でしょう。見ていると時々、「オッ」と思うようなシーンもあったりして――近年では『柳生武芸帳』で菊川怜がやられたシーン。連れ込まれた小屋から叫び声とともに着物、帯が次々と放り出されるところ&事後の表情を見て、腹が捩れるほど笑った。何百年前の描写だよ!――、そういうシーンをたまたま目撃したときには、不思議なお得感がありますし。

で、来年は何をやるのか? とテレ東のサイトを見てみたら、こういうのをやるとか。基本、織豊時代から離れないところがイイなぁ。CMを待たずに用事を済ませてもハナシの筋を追えるからね。

「大河もそうだけど時代劇なんてさぁ、太閤記と忠臣蔵をかわりばんこでやればいいんだよ。結局、みんなが見たいのはコレだけなんだから」

とは、自営業になる前に務めていた会社の常務の名言だけど、ホント、これは真実だと思いますよ。

あと注目すべきはキャスト。徳川家康がコイツとか。いつかやると思ってたし、やるとしたら由緒ある大河じゃなくて色物路線のこっちしかないとも思ってたから、ある意味、予想も期待も裏切らない役ってことか。本当は、大傑作歴史マンガ『風雲児たち』を実写化することがあれば、そこで松平定信――マンガ内では、もう気持ちいいくらいの悪役!――をやってくれることを期待してたんだけど。

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