2010年9月16日木曜日

デフォルトでネガなのが中日ファンクオリティ

昨日も勝って9月は11勝1敗1分。ようやく負け数を阪神とタイに戻した。例のごとく80勝ラインで見ていくと、

・中日:5勝5敗
・巨人:9勝6敗
・阪神:12勝5敗

となる。苦手としている神宮のヤクルト戦が3つ残っているものの、いまのチーム状態から見れば残り10試合をタイで凌ぐのは難しい話ではない。そうなると阪神は13勝しなければならないし(直接対決で中日に負け越しているため、80勝で並ぶと中日優勝)、巨人が中日を勝率で上回るためには11勝4敗(82勝)する必要がある。つまり、日本プロ野球界の常識から見れば、リーグ優勝はほぼ手中にしたといっていい。

でもここで阪神ファンみたく「Vやねん!」とか浮かれていられないのが中日ファンクオリティなわけで……。

「ヤクルトに3タテされたらどうするよ!」
「いや、ナゴドで阪神に3タテされるかも」
「ヤクルト、阪神で6敗したら最高で79勝。巨人が10勝5敗で凌いだら逆転される!」

と、いらぬ心配ばかりして夜も寝られないわけですよ。ええ。

しかし、改めて振り返ってみると9月の成績は本当に出来過ぎだなぁ。阪神にしても広島にしても、大事なところで“やらかし”てくるけど、この“やらかし”をほぼ100%点に繋げる抜け目なさ――レギュラーを固定しているため“野球勘”が良く働き、アクシデントにも慌てず対応できる。要するに「野球を知っている」選手が多いということ――と、ここまでどんなに苦しくても浅尾拓也投手と高橋聡文投手というリリーフ2枚看板を、同点の場面で使わずに徹底して勝ち試合だけに使ってきたことが今の好循環を生んでいるんだろう。でも、こういうことは負けているときには中々目に見えないものなぁ。

6~7月の絶望も全部今日のためにあったということか。04年と並ぶほどの貧弱な戦力でここまで戦っている落合博満監督は、ホント、名将だと思いますよ。

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