2010年5月6日木曜日

*TV覚書:日本の、これから「草食系で何が悪い 若者と語るニッポンの未来」

番組で行なわれるはずだった議論は、12:20くらいからの宇野常寛の意見で事実上結論が出てしまった。

曰く、「最近の若者は消費しないという意見に、そもそも疑問がある。さっきのVTRではわざわざ会社が終わってから、6000円払って自主的にスイーツ教室に行ってる。これめちゃめちゃアクティブですよ。ステージの方でも、美術館巡りをやりTVゲームをバリバリやっていると。つまり、お酒とか車とか、上の世代にとってわかりやすい“定番モノ”に従ってないだけで、今の若者は多様化した価値観に従って、いろいろなところに欲望が分散しているだけではないか。消費するとこでは消費している。めちゃめちゃアクティブ。酒、車とか定番モノに従ってないだけ。今の若者は欲望が多様化している」と。

以下、気になったキャラクター。

足立:何でもかんでもクレクレは良くないと思うぞ。
室井:いつものキャラ。ギャラ分の仕事をしっかりしていました。
日栄:典型的団塊おやじ。君の時代とは社会の前提条件が違っているんだよ。
橋本:誰もがブラック企業で奴隷になりたがっているわけじゃないんだよ!
宮本:女の成功者って、奥谷禮子も小池百合子もそうだけど、どうして過剰に攻撃的になるんだろうね。それくらいにギスギスしていないと性差別の厳しい社会での成功が望めなかったってことか?
小野:「幸せすぎ。甘えすぎ。普通を目指すなら普通以上の努力をしろ」は正しいけど、努力って歯を食いしばることか? の問いにクリアな答えを出せなかったのは残念。

個人的なハイライト

カンフー映画のやられ役みたいな髪型の男性(以下、カ):室井さんの提示している人というのはモテる人だと思う。でも別にモテなくてもいいし、逆にナンバーワンばかりだと凄いウルサい感じになると思う。
室井(以下、室):違う。そこでモテるって考えて、どうして自分で完結するんだっての。子孫を残すっていうことをいってるのアタシは。
カ:それが正論だとは限らないと思う。別に種を残すためだけに生きているわけではないし、(子供は)他の国で生まれるだろうし。
室:じゃぁいままで凄いがんばって働いてきた人たちを誰が支えるの。自分たちだけ逃げようとしているわけ。

室井佑月のキャラだってことは十分承知しているし、TVでの戯言に一々神経を尖らせることは生産的ではないということも理解しているけどね、この発言には鶏冠に来ましたよ!

じゃぁいままで凄いがんばって働いてきた人たちを誰が支えるの。自分たちだけ逃げようとしているわけ。

●●っ! ●●っ! ●●ぇぇっ!(自主規制)

若いときは革命ごっこにうつつを抜かし、バブル期に調子こいて金を使いまくり、失われた10年のあいだにせっせと借金をこさえまくって、経済の縮小傾向がハッキリしてきたときに定年迎えて、「オレたちを支えろ」だ? そんな寝言を言い続けて、いつまでも大人しくしていると思わない方がいいと思うけどなぁ。忠臣蔵、水戸黄門、東宝任侠モノを見てもわかるとおり、日本人ってのは「開巻してから5/6まではガマンにガマンを重ねて、残り1/6で大爆発する」って習性があるんだから。アンタらみたいに革命ごっこで発散させてない分、大爆発したら大変なことになるぞ。

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