2010年5月2日日曜日

『龍馬伝』を見直した

「ひでぇ大河だなぁ。ま、前の奴とか前の前の奴よかはマシだけど」

手前のなかではこの程度の評価だった大河ドラマ『龍馬伝』ですが、この回だけは面白かった。特に35分過ぎからの展開。ああいう形で土佐勤皇党への切り崩し工作を表現するとはね。多分、史実的には間違ってるんだろうけど、ああいうウソならOKですよ。見てて、「この手があったか!」ってヒザ打ったもの。おんな大河にありがちな“わしが育てた”的展開――桶狭間の戦いも姉川の戦いも朝鮮征伐を止めたのも全て「まつ」のお陰とか、維新回転は西郷、大久保の手柄じゃなくて小松帯刀と将軍家を通して工作した「篤姫」のお陰とかいうやつ――がないのもイイですよ。

近藤正臣の山内容堂も思いのほか素晴らしかったし(他がダメだから良く見えているだけかも知れないけど)、海軍操練所の賑やかさと土佐勤皇党の侘しさを対比させた演出もベタだけど良い。

この回に限ってだけど、ちょっと見直しました。

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