2010年5月23日日曜日

貴乃花一派潰しのリークと思ってバカにしていたら……

琴光喜を警視庁が聴取…野球賭博疑惑で

先週の週刊新潮を読みましたが、正直、貴乃花派つぶしのリークであることがバレバレな内容だったので、「都合の悪い相手を追い落とすいつもの手ですね。ハイハイ」と静観していたのですが……警察が動くとなると話は別。てか、リーク元の関係者もここまで話が大きくなるとは思ってなかったんじゃないでしょうかね。発売されて3日経ち、情報の新味も薄れてきた頃なので、以下、週刊新潮の記事の概要を紹介します。

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・事情を知る相撲協会の関係者の話「琴光喜はあるトラブルに頭を悩ませている。それは恐喝。5年以上前から違法なプロ野球賭博に手を染めている。これまでの通算の負け金は数千万円。それが暴力団関係者に漏れてしまい、“口止め料を払え”と脅されている」

・先の協会関係者の話「琴光喜に野球賭博を持ちかけたのは、ある床山。琴光喜とは別の部屋の所属だが同じ一門」。野球賭博の仲介者は阿武松部屋の元力士(ここでは仮に「山科」)。

・先の協会関係者の話「試合予想と賭金をメールで山科に伝え、清算は1週間ごと。トータルで負けたら“ゆうパック”で金を払い、勝ったら床山の口座に振り込まれた金を受け取っていた」。

・先の協会関係者の話「昨年末、琴光喜は自分が受け取るべき勝金数百万円の支払いを山科に求めた」。すると山科は、同じく自分を仲介役とする客である阿武松部屋の現役力士(ここでは仮に「木下」)に、野球賭博の貸金が数百万円以上あるから、木下に請求してくれと答えた。

・先の協会関係者の話「困った琴光喜は床山と千代大海に相談。結果、床山が木下サイドに金を請求した」。ここで木下の兄(元力士。廃業後、九州でデリヘル経営に携わったことのある暴力団元構成員)が登場。「世間に知れたらどうなる? 口止め料を払え」と脅す。

・琴光喜は脅しに屈して床山を通じ数百万円を支払う。当然脅しはエスカレート。「筋を通すためには1億円が必要」と脅される。ここにいたって琴光喜は大嶽親方に相談。野球賭博の上客だった大嶽親方は、琴光喜、時津風親方を伴い、木下兄弟と九州の暴力団員を事象する男と対峙。その場でも木下サイドから“口止め料として1億円払え”と脅された。

・琴光喜の話。
木下兄弟を知っているか?「知っていますよ」
野球賭博に興じていたのか?「知らないです」
口止め料として1億円払えと脅されているのでは?「ないっスね」

・木下の兄の話。
「自分が暴力団にいたのもデリヘルをやっていたのも事実。でも琴光喜を脅したことはないし、金を受け取ったこともない」

・大嶽親方、千代大海、山科の話。
「知らない。分からない」

・先の協会関係者の話「山科や床山を仲介役とする野球賭博の客は、琴光喜、大嶽親方以外にも少なくとも2人以上、幕内力士の名前が挙がっている」

・別の協会関係者の話「今回の騒動に登場するのは、今年2月の相撲協会理事選挙で貴乃花親方を推したグループの関係者ばかり」「大嶽親方は貴乃花グループの“首魁”。阿武松部屋もグループの一員。琴光喜も一門の意向に反して一票を投じた一人」

・武蔵川理事長の話「事実とすれば大変な問題。野球賭博も恐喝も犯罪。暴力団と付き合うどころかドップリと浸かってしまっているとは情けない。関係者と師匠から話を聞くことになるでしょう」

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このように情報元が一人(事情を知る相撲協会の関係者=先の関係者)だけで、記事のまとめで別の協会関係者に、「貴乃花グループだけなんよ。やってんのは」と語らせ、締めに理事長が憤慨する――という、絵に書いたようなライバル潰しのリーク記事だったのと、報じていたのがここ最近誤報を連発している週刊新潮だったもんだから、「ぶっちゃけガセナタじゃないの?」と思ってましたよ。でも、警察が動くからには、ただのガセネタじゃないことは確かなんでしょうね。

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